人は息をするだけでも水分を失ってしまう

人は食べ物が無くても、水さえあれば2~3週間は生きていられると言われています。
しかし、水が無いと人はすぐに生命の危機に瀕してしまう。
体内の水分の約10%を失うと危機的状態になり、20%を失うと死に至ってしまうのです。
しかも人は何もしなくても1日に1.5リットルの水分を失うように出来ていて、これは汗や尿の分は含まない。
人は呼吸をするだけでも水分を失ってしまうのだ。

もし、体重60kgの人がまったく水を飲まないとすると、命が危険にさらされる12リットルの水分を失うのに8日もかからないのである。
では、なぜ人は水分を失うと死に至ってしまうのでしょうか?

もっとも大きな要因は、体内の熱のコントロールが出来なくなることです。
水分は血液として体を巡り熱を運ぶ一方、汗として体から出ていくことで体を冷やすことで体の熱をコントロールしています。
しかし、水分を失った体は熱を放出できなくなるので、体温が上がり、意識障害や多臓器不全を引き起こす、いわゆる熱中症の状態となる。

また、直腸の温度が40度を超えると、人はショック死してしまいます。
水分不足が引き起こす熱中症はなにも夏に限った問題ではなく、激しい運動などで脱水症状を起こせば、季節を問わず発症する症状なのです。

また、体の水分が失われることで血液がドロドロになると、酸素や栄養の運搬がスムーズにいかなくなるほか、脳梗塞や心筋梗塞の原因ともなり得る。
そして、これらの危険にもっとも晒されているのは、高齢者である。

高齢者は「水なしでは生きられない」の中でお話しした通り、体内の水分量がもともと少ないことに加え、発汗機能も衰えていて、喉の渇きを感じる力も弱まっています。
今、自分には水が必要であるという自覚が薄くなってしまっているのです。
したがって、高齢者は自然と水分不足になり、脱水を起こす可能性が高いので要注意なのである。

「喉が乾いていないから」といって水を飲まないことは、このようにとても危険なので、高齢者に限らず、どんな人も自覚的にウォーターサーバーなどで水分補給をするようにしてほしいものです。
特に冬場は「水が飲みたい」という気分になりいにくいのですが、水分は刻々と体内から出て行っていますので、こまめに水を飲むようにしましょう。

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