硬水と軟水の違いについて

ウォーターサーバーに使用される水には硬水と軟水があります。
それぞれの違いを説明するために、まず水に含まれるミネラルについてお話しすると、水に含まれるミネラルには相互に作用しあって機能する特徴があり、マグネシウムがあってこそ効果を発揮するカルシウム、ナトリウムの悪い作用を緩和するカリウムなどはその典型である。
つまり、「〇〇に効果がある」といわれるミネラルを、どれか1つだけ積極的に摂取しても効果はあまり望めず、むしろカルシウムの摂り過ぎがマグネシウムを減少させるというデータもあり、ミネラルの摂取にはバランスが不可欠ということです。

決して片方が欠けてはいけないカルシウムとマグネシウムですが、この2つを多く含む水を「硬水」と言います。
水の中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量をもとに数値化した「硬度」に基づいて、硬度が高い水を「硬水」、逆に低い水を「軟水」と呼びます。
ちなみに日本では、硬度301mg/L以上の水を硬水、硬度101~300mg/Lの水を中硬水、硬度100mg/L以下の水を軟水としています。

地層や地形、その他の諸条件により水の硬度は決まるのですが、日本の場合、国土の起伏が激しく、高地から海岸まで水の流れる速度が速いので、地層のミネラルを取り込みにくいことから軟水が多くなります。
逆にヨーロッパなどは、石灰岩層の土地で平坦な地中をゆっくりと流れるので、地中のカルシウムやマグネシウムを多く含んだ硬水となります。

日本人は軟水に慣れているので、硬水を飲むと「飲みづらい」とか「苦い」という感想を持つことが多い。
クセが無い軟水は確かに飲みやすく美味しいのですが、健康と言う点では硬水に軍配が上がります。
カルシウム、マグネシウムをはじめとしたミネラルを多く含む水を飲んでいる地域の方が、軟水を飲んでいる地域の人々よりも長寿率が高いというデータもあり、パキスタンのフンザ族や、アンデスのビルカバンバの住民のように良質の硬水を摂取している人々の中には100歳を超えて長生きしている人が珍しくない。

硬水が健康に良い主要因はカルシウム補給にあり、骨の健康と、イライラ解消という、心身両面に好影響をもたらします。
特に高齢者にはカルシウム摂取が不可欠で、加齢によりカルシウムの吸収力が低くなり、血中のカルシウム濃度が低くなって骨からカルシウムが溶け出すため、骨が弱くなってしまうのを防がなければなりません。
カルシウムを多く含んだ硬水をこまめに摂ることは、長寿に欠かせない生活習慣なのである。

このほかにも、硬水を習慣的に飲むと、脳卒中、心筋梗塞、心臓病になりにくいというデータがあるほか、スポーツ後のミネラル補給、妊産婦のカルシウム補給、便秘解消にも有効であると言われています。

しかし、硬水は下痢をしやすいという側面があるほか、肌荒れの原因となることもあります。
さらに味に主張があるので、和食の調理に使用した場合、出汁をとったり、煮物を作ったりしても美味しい味にはなりにくい。
また、腎臓に疾患がある人が硬水を摂りすぎると、カルシウムが負担となって尿路結石を招くこともあります。
自分の体質や生活習慣にあった形でこそ、硬水の効用も発揮されるのである。

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