生命活動を手助けする水の能力

物質はすべて、分子の大きさと分子量にしたがって、個体から液体になる温度である融点と、液体から気体になる温度である沸点が決まります。
水の場合、分子の大きさと分子量で考えると、1気圧の元では融点はマイナス100℃、沸点はマイナス90℃になるはずである。
しかし、実際には水の融点は0℃、沸点は100℃であることは、ご存知でしょう。

だからこそ、常温で液体の状態を保ち、我々がもっとも利用しやすい形で存在してくれているのである。
なぜ、これほどまでに理論値を大幅に上回る沸点を持つのかと言うと、水の分子同士の結合力が非常に強いからである。

また、水はモノを溶かす能力が非常に高く、あらゆる溶剤の中で、もっとも多くの種類のモノを溶かすことが出来ます。
洗濯や食器洗い、掃除などに水を使うのは、水が汚れを溶解し流し去ることが出来るからである。
さらにお酒やお茶、料理が美味しく作れるのも、水の中で様々な成分が均一に溶け合うことが出来るからなのです。

逆に「なんでも溶かしてしまう」という水の性質は、汚染されやすいということでもあり、注意が必要ではあるが、同時にミネラルを溶かし込んだり、アルカリ性の水を作ったりなど、いい方向に変えていくことも自由自在にできる。

ちなみに、水は1ccを1℃温度変化させるために、1カロリーを消費する。
これは水のエネルギー保存力が非常に高いことを示していて、温めたり冷ましたりするのに大きなエネルギーを必要とすることを意味しています。
つまり、水は温度が上がりにくく、下がりにくいということで、この性質は、生物の生命活動を守るために非常に役立っている。
水を多く含んだ人間の体は、気温が大きく変化しても、体温が急激に変化することはなく、生物の命を守ることができる。
自然界の法則を破るような水の特殊性は、太古において生命の誕生を可能にし、今もなお、生命の維持を支えているのです。

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