スポーツドリンクの正しい活用法

前回、「脱水症状の時に水を飲むのは×」でご紹介したように、脱水症状でウォーターサーバーの水を飲んでも効果は出ませんが、ここでその水を0.2~0.45%の食塩水にすると、早々と回復することが出来ます。
体液とほぼ同じ組成の液体を飲むことが、正しい脱水症状のケアなのです。
スポーツドリンクはこの原理を応用して作られたものである。

細胞内液の脱水回復のためには、血液と塩分組成がほぼ同じ液を飲めば良いということですね。
運動をして汗をかいた後、風呂上り、二日酔いの時に飲むと、体がいかにこの液体を欲していたかが実感できる。
体内の浸透圧と同じに整えたスポーツドリンクは、ウォーターサーバーの水の10倍の速さで吸収されるという。
スポーツドリンクの電解質はナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど。
人間の体液の電解質とほぼ同じである。

浸透圧は、平常時の体液よりもやや高め。
脱水時に飲むことを想定して、その状態に合わせているからです。
そのほか、筋肉疲労に効くビタミンC、さわやかな酸味を添えるクエン酸、カロリーと甘味をプラスする甘味料も入っている。

主なメーカーの作る従来のスポーツ飲料、「ポカリスエット」や「アクエリアス」などの成分はほぼ同じと言っていいでしょう。
ただ、新規に開発されてきた「ポストウォーター」や「ポカリスエット ステビア」などには新たな特徴があります。

「ポストウォーター」の浸透圧は通常時の人間の体液と同じであり、脱水状態で飲むものとは想定されていない。
したがって、体力回復を図るための塩分が無く、カロリーも必要ないので、糖分も極力抑えられている。
「ポカリスエット ステビア」も、その名のとおりステビアと言う植物性の甘味料を使った低カロリー飲料である。
長距離走など、長時間ハードな運動をしたときは高カロリーのもの、短距離走や器械体操など、短時間で終わるスポーツの時は低カロリーのものを摂るといいですね。

ただ、ハードでない運動でも、初心者は高カロリー・ナトリウム入りのモノを選ぶのが望ましい。
運動に慣れていない人ほど、出ていく汗の中の塩分は多く、慣れてくるほどに、出る汗は水に近くなっていくからです。
運動し始めの時は、塩分をしっかり摂った方が体力回復も早いのである。

そういうわけで、子供が発熱したりしたときは、脱水症状に対する処置としてスポーツドリンクを飲むべし、と医者は言います。
ところが、若い母親たちは思い違いをして、「スポーツドリンクは、いつなんどき飲んでも体に良い」と思い込み、冷蔵庫に常備するようになってしまった。
脱水でもないのに、ウォーターサーバーの水代わりにしょっちゅうスポーツドリンクを飲むとどうなるか。
当然、太ってしまいます。

このように、大きな効用とリスクをもったスポーツドリンク。
果たしてあなたは、正しい飲み方が出来ているだろうか?

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