水道水に含まれる塩素が高めるリスク

日本の水道水の汚染が深刻化するのと同時に、その殺菌のために注入する塩素の量が増えていることが問題視されています。
明治時代から塩素を消毒用に使ってきた日本は、1957年に水道法が塩素消毒を義務化するに至って、注入を本格化させた。
今や水道水に入れる塩素の量は。世界各国と比較すると日本が群を抜いている。

なぜなら、水道法によって細菌類の発生を防ぐよう、厳しく規定しており、WHOがヨーロッパに関して定めた水道水中の大腸菌の基準が「100ミリリットルのサンプルを100回検査して、検出が5回以内なら合格」としているのに対し、日本では「一切検出されてはならない」としているからです。
日本人の過剰な清潔志向が垣間見られますね。

塩素は確かに、細菌類、藻類の駆除に優れた効果を発揮します。
水に入れると化学反応をおこし、酸素を放出することで、酸化の力によって殺菌を行うのである。
さらに、アンモニアや亜硝酸塩、硫化水素などの物質を酸化して中和したり、藻臭、硫化水素臭、腐敗臭などを緩和させたりと、効率的で確実な水の浄化をはかることができる。

しかし、一方で大量の塩素が水道水のカルキ臭や味の低下を招くことは前回「水道水の安全神話崩壊」でお話ししたとおりで、多くの方が飲料水をウォーターサーバーに求める原因となってます。
また、塩素は水中の物質と化合することによって、さまざまな有害物質を発生させてしまう。

かつて日本では水道管に鉛が使用されていたことがあり、これに塩素の含有量の高い水が触れると、管の中の鉛が溶け出すことが確認されていて、鉛は小児の知能低下、成人の精神障害や消化器障害、高齢者には腎臓障害や痴呆などの症状を引き起こす。
1987年より、日本では水道管に鉛を使うことが禁止され、撤去も進められているが、家庭の水道配管の改良までには手が届かず、古い家にはまだ鉛管を使っているところもあるでしょう。

そればかりではなく、塩素自体も人体に悪い影響を与えます。
高濃度の塩素は、人間の皮膚、粘膜に障害を与えることが知られ、研究によると、人間の表皮細胞を濃度100ppmの塩素につけると50%が死滅し、50ppmの塩素の中でも70%しか生存できないことが判明した。
高濃度の塩素と水道水内の微量の塩素とでは、その影響には大きな違いがあることは確かだが、それでも塩素が人体に対して悪影響を及ぼすことは間違いがない。

また、塩素には酸化還元電位を高める作用がある。
塩素は水中の物質を酸化させる作用があるからである。
日本の水道水の酸化還元電位は750~460ミリボルトと、非常に高い値を示している。
明らかに、塩素注入量が多いことが原因である。
酸化還元電位の高い水に食品を触れさせると劣化、腐敗が早まるという。
人体に対しても老化作用を及ぼし、体内酵素や抗酸化物質の動きを鈍らせるうえ、活性酸素を大量に発生させるので、肌に触れると肌荒れの原因ともなります。

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