美味しいコーヒー、紅茶のための水

「水道水でいれたお茶がひどく不味かった」
そんな経験をした人は少なくないだろう。
水はお茶の味を大きく左右する。
地方から都市に出てきた人は、お茶のまずさに閉口するという。
地方の水が総じて都会の水よりも良質であることを示している。

味を悪くする原因はやはり塩素であろう。
カルキ臭いお茶になってしまうのはもちろんのこと、塩素がお茶のうまみ成分と化学反応を起こして味を破壊してしまうのも一因である。

また、塩素にはビタミンCも破壊する作用がある。
なかでも紅茶はもっとも水の影響を受けやすい飲み物と言われている。
ある紅茶専門店の研究によると、硬度によってもその味わいは各段に変わってくることがわかった。

その研究では、硬度50の軟水、300の中硬水、650の硬水、そして水道水を用意し、茶葉はダージリン、セイロン、アッサム、キーマンの4種類を用意。
それぞれの組み合わせで、16通りの紅茶を入れ、香り、風味、色を比べた。
言うまでもなく、水道水は紅茶を不味くするに充分であったという。
独特の味と塩素臭で香りが消されてしまったそうだ。

ただし、キーマンのように強い香りのある紅茶には、それほど影響は出なかった。
しかしそれでも、軟水でいれたものとは味の差は歴然としていたという。
いずれの紅茶も高度50のウォーターサーバーの水でいれたモノが、最もおいしかったという。
紅茶には、軟水が向いていることが判明したわけである。
ただし、例外的に、ダージリンは硬度300の水でも美味しくはいったという結果が残っている。

なお、コーヒーは紅茶ほど硬度によって左右されることはない。
しかし、水出しコーヒーには、やはりミネラルの少ない軟水の方が向いている。
エスプレッソ・コーヒーを濃く入れる時は、硬度300前後のウォーターサーバーの水を使うとよい。

ドリップでいれる場合は軟水がよい。
コーヒーメーカーを使うなら、硬度100くらいのウォーターサーバーの水が理想的である。

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