日本の轍を踏む中国の水事情

日本の近くの国に目を移すと、ここ10年で水を巡る事情が一変した国がある。
中国の都市部である。

市民が、まるで日本人のような清潔志向にとらわれるようになった。
コマメな洗濯と掃除、それゆえに汚れる水、そこで塩素を大量投入・・・・と、日本とそっくりの展開が起きつつある。
10年前、公共の道路に食べかすをポイ捨てしていたのと同じ国とは思えない。

田舎に入ると、相変わらず個室のない長椅子状の公衆トイレが健在だったりするのだが、清潔志向にとらわれた都市部では、すでに市民の大半の免疫力は低下しているものと推察される。

また、水不足も深刻である。
長江、黄河という巨大河川を有する中国だが、いずれも汚染が激しい。
さらに人口の多さが追い打ちをかける。
全員に補給できるだけの清潔な水が、中国にはない。
夏が来るたび、水不足に悩む市民の声が聞かれる。

それでいて、洪水も増えている。
これは周辺地域の砂漠化と、地球温暖化が影響しているのだろう。
非常な経済発展の裏側で、深刻な環境問題をも抱えているのが、今の中国である。

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