ウォーターサーバーはいつでも冷水と温水が使える便利なアイテムですが、「飲み水」としての利用に留まってしまう方が多いのではないでしょうか？

もちろん、そのような使い方でも問題ありません。しかし、ウォーターサーバーには、日常生活をさらに便利にする意外な使い道がたくさんあります。

そこで今回は、あまり知られていないウォーターサーバーの活用方法を紹介します。自分の暮らしをより便利にしたいと考えている方はぜひ参考にしください。

ウォーターサーバーの意外な活用方法7選

早速ですが、ウォーターサーバーの飲み水以外の活用方法を7つ紹介します。

中には意外な使い道もあるので、気になる方はぜひ一度試してみてください。

料理の準備で使用する

こちらは既に知っている方も多いかもしれませんが、ウォーターサーバーは料理の準備で大活躍します。

具体的な料理での活用例は以下の通りです。

料理での活用例	活用イメージ
野菜の下茹で	お湯を沸かす時間が省けるので、ブロッコリーやほうれん草の下茹でもスムーズに進みます。
即席スープや麺類の調理	ラーメンやカップスープにそのまま熱水を注げば、ガスを使わずに調理が完了します。
冷水で急速に冷やす	ゆで卵や麺類を冷水で冷やすことで、仕上がりがぐっと良くなります。

上記以外でも料理での活用方法はいくつも存在します。特に、温水は料理での活躍シーンが多く、忙しい朝の時間帯や疲れた日の夕食準備でお湯を沸かすことを手間に感じる方には、うれしい活用方法と言えるでしょう。

コーヒー・紅茶・緑茶を手軽に作る

ウォーターサーバーの温水を活用することで、コーヒー・紅茶・緑茶を手軽かつ美味しく作ることができます。

例えば、約90℃の温水でコーヒーを作ると、豆の香りと風味を最大限に引き出すことができます。ハンドドリップ派の方にはぜひとも活用していただきたいところです。

また、紅茶や緑茶を作るにも温水が活躍するので、お湯で作れるパックを自宅に常備しておくことで、まるでカフェにいるような生活が可能となります。

赤ちゃんのミルク作りも簡単に

赤ちゃんのミルク作りにもウォーターサーバーは大活躍します。

温水を利用することで衛生的かつ短時間でミルクを作ることが可能です。ただし、ウォーターサーバーの温水温度は約80~90℃程度です。そのため、そのままだと赤ちゃんが飲むミルクの温度としては少し熱すぎます。

そんな時は温水に冷水を混ぜることで温度の調整が可能です。赤ちゃんのミルクは約70℃が適温と言われているので、温水と冷水を３：１の割合で混ぜることでちょうどいい温度となるでしょう。

ちなみに、子育て世帯ではウォーターサーバーの導入率が非常に高く、子供が産まれたタイミングでウォーターサーバーを契約する方が非常に多いです。

災害時の備蓄水として活用する

宅配水型ウォーターサーバーの限定される活用方法ですが、ウォーターサーバーの水ボトルを未開封で置いておくことで、備蓄水として活用できます。

災害時は水道が止まったり水の買い占めが起こる可能性があるため、普段から備蓄水を用意しておくことが重要です。しかも、日本は自然災害が多い国なので、備蓄水の重要性は年々高まっています。

ウォーターサーバーの水ボトルは1本あたり9~12L程度と大容量のため、2Lペットを大量に備蓄しておくよりも省スペースです。備蓄水として見ても優秀なので、非常に有効的な活用方法と言えるでしょう。

ペットの飲み水として使用する

ウォーターサーバーの水は、水道水よりも不純物が少なく安全性が高いため、ペットの飲み水としてもおすすめです。

ただし、ペットの飲み水として適切なのは軟水です。日本のウォーターサーバーはほとんどが軟水ですが、一部硬水を提供しているメーカーもあります。ペットの命に関わることなので、水の硬度については細心の注意を払うようにしましょう。

参考記事：ウォーターサーバーの水は軟水と硬水どちらが良い？硬度の違いやおすすめする人を詳しく解説！

他にも、ペットに対する飲み水以外の活用法として、ボウルの洗浄やケージの掃除で使うこともおすすめです。ウォーターサーバーの温水を使うことで、水道水で洗うよりも衛生的です。（少し贅沢な使い方にはなりますが…）

観葉植物のケアとして使用する

少しマニアックな使用方法となりますが、観葉植物への水やりでもウォーターサーバーの水は活躍します。ウォーターサーバーの水は塩素が少ないため、デリケートな観葉植物やハーブの栽培に適しています。

また、冷水を霧吹きに入れて使うことで、葉っぱの表面を優しく保湿できます。

じょうろに水を貯めて使用してもいいですが、その場合は水の消費量がとんでもなく多くなります。浄水型ウォーターサーバーであれば定額料金なので問題ありませんが、宅配水型の場合はコストが高くなるので注意しましょう。

洗顔用の水として使用する

ウォーターサーバーの水は、肌にも優しいため、洗顔用の水としても適しています。特に敏感肌で、水道水で洗顔すると肌荒れしてしまうような方にはおすすめです。

日常的に継続して使用することで肌の美容にも影響があるかもしれません。

また、洗顔とは少し違いますが、ウォーターサーバーの温水を使っておしぼりを作るという活用方法もあります。そのおしぼりを肩や首に当てると一日の疲れが取れ、リラックス効果を得られるでしょう。

ウォーターサーバー活用時の注意点

この記事で紹介したように、ウォーターサーバーの活用方法は飲み水以外でも多岐に渡ります。

しかし、ウォーターサーバーを有効活用するにもいくつか注意点があります。

水の使いすぎに注意する

ウォーターサーバーを飲み水以外でもフルで有効活用すると、当然ながら水の使用量は膨大になります。

すると、宅配水型ウォーターサーバーを契約している方は、水が足りなくなってしまうことが予想されます。水ボトルを追加で注文することも可能ですが、その場合は1本あたり約2,000円程度の追加費用がかかります。

宅配水型ウォーターサーバーは基本的には毎月24L分の水が定期配送されるので、24L以上の使用量にならないように注意しましょう。

ただし、水道水をろ過して使用する浄水型ウォーターサーバーであれば、月額料金が定額でウォーターサーバーの水が使い放題です。一応月間100~420Lまでと浄水可能量は決められていますが、この記事で紹介した活用方法であれば100Lを越えることはあり得ないので安心です。

そのため、飲み水以外での有効活用を積極的に考えている方は浄水型ウォーターサーバーの契約がおすすめです。

おすすめ記事：水道水の浄水型ウォーターサーバー20機種を徹底比較！おすすめ人気ランキングを紹介！

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水の品質を安全に保つ

こちらは飲み水としてだけ使う場合にも注意すべき点ですが、水の品質を安全に保つようにしましょう。そのためには「定期的なメンテナンス」「設置場所の環境」「水ボトルの保管環境」の3点が重要となります。

定期的なサーバーメンテナンスは、細菌やカビの繁殖を防ぐために必要です。また、部品の劣化による水漏れや性能低下を防止するためにも、必ず行うようにしましょう。

サーバー本体の設置場所や水ボトルの保管する場所は、直射日光を避けるようにしてください。日光が直接当たる場所に設置・保管すると水温が上昇し、細菌が繁殖しやすくなります。

他にも、湿気の多い場所も設置・保管場所には適していません。湿気の多い場所はカビが発生しやすいため、機器やボトルの劣化もはやくなってしまいます。

これらのことをすべて行うことで、水の品質を安全に保ったままウォーターサーバーを利用できます。