「ウォーターサーバーの温水はカップ麺にも使えるのでは？」という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか？

結論からいうと、カップ麺を美味しく作れるウォーターサーバーは存在します。ただし、ほとんどのウォーターサーバーではカップ麺を美味しく作ることはできません。

この記事では上記について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

ウォーターサーバーでカップ麺は作れる？

まず、本当にウォーターサーバーでカップ麺を作れるのかどうかを解説します。

カップ麺に最適な温度は100℃

カップ麺メーカーの大手企業でもある日清食品グループによると、カップ麺には熱湯の使用を推奨しています。熱湯とは、沸騰しているお湯のことを指すので、最適な温度としては100℃ということになります。

ただし、日清食品グループのサイトを見てわかる通り、美味しく食べるためには95℃以下はおすすめしないというだけで、95℃以下の温度でもカップ麺が作れないことはないようです。

ウォーターサーバーの温水は何度？

ウォーターサーバーがいつでも出水できる温水の温度は80~90℃程度です。理由としては、沸騰しているお湯をサーバー内で維持しておくには電気代がかかりすぎることや、コーヒーやお茶などを作る際に適切な温度が80~90℃であることがあげられます。

しかしながら、カップ麺を作るために最適な温度である100℃には及びません。そのため、ウォーターサーバーのお湯で、熱湯と同じ感覚でカップ麺を作ると、麺が少し硬いまま出来上がることになります。

とはいえ、麺が少し硬くなる程度であれば、熱湯よりも長めに置いておくことで熱湯と同じくらいの柔らかさにすることも可能です。また、そもそも麺は硬めが好きという方にとっては、気にならないかもしれません。

再加熱機能を使用することで美味しく作れる

先程、ウォーターサーバーでカップ麺を作るためには、少し温度が足りないという話をしました。ただし、一部のウォーターサーバーに搭載されている「再加熱機能（リヒート機能）」を使用することで、一時的に100℃近い温度のお湯を出水できるようになります。

再加熱機能とは名前の通り、サーバー内に貯まっている温水を再度加熱する機能です。再加熱機能を使用することで、カップ麺を作るための適切な温度に近づくため、より美味しくカップ麺を作れるようになります。

しかし、再加熱機能はすべてのウォーターサーバーに搭載されているわけではないので注意が必要です。カップ麺を作るためだけにウォーターサーバーを契約する人はいないと思いますが、カップ麺をよく食べる人は再加熱機能の有無を契約前に確認することをおすすめします。

カップ麺を作るのにおすすめのウォーターサーバー

ウォーターサーバーでカップ麺を作る場合に、おすすめのウォーターサーバーを紹介します。たあし、100℃の熱湯を出水できるウォーターサーバーは存在しないので、90℃以上の温水を出水できるかつ、他の機能や月額料金が優秀なメーカーを5社ピックアップしました。

ウォータースタンドピュアライフ

項目	詳細
サーバータイプ	水道水浄水型
設置タイプ	床置き
カラー	ホワイト、ブラック、ミスティグレー
月額料金	3,300円
水温	〇冷水 約4~8℃ 〇温水 約88~92℃ ※再加熱機能はないがデフォルトの温度が高い 〇常温水 室温により変動
契約期間	縛りなし ※浄水型で唯一

ウォータースタンドピュアライフは、床置きタイプの水道水浄水型ウォーターサーバーです。

再加熱機能は塔載されていないものの、そもそもの温水温度が約88~92℃で設定されているため、再加熱するまでもなくカップ麺を作れます。

ピュアライフは水温以外にも高性能フィルターを2本塔載しているため、月間420L程度の水をキレイに浄水可能です。

また、ピュアライフの最大の魅力は”契約期間の縛りがない”点です。他の浄水型サーバーは2~5年程度の契約期間が定められており、契約期間内に解約すると高額な解約金がかかります。

その点、ピュアライフはいつ解約しても解約金がかからずノーリスクで契約できるため、非常におすすめです。

>>ウォータースタンドピュアライフの評判・口コミ

しずくりあSkitto

項目	詳細
サーバータイプ	水道水浄水型
設置タイプ	床置き
カラー	マットホワイト、マットブラック
月額料金	2,640円 ※床置き型最安値
水温	〇冷水 約5~7℃ 〇温水 約81~86℃ ※再加熱機能で約90℃に
契約期間	5年間

しずくりあSKittoは月間たったの2,640円で利用できる水道水浄水型ウォーターサーバーです。浄水型ウォーターサーバーの平均的な月額料金は3,300円程度のため、Skittoは床置き型の浄水サーバーでは業界最安値の月額料金となります。

月額料金が安いとスペックが劣っていると思われがちですが、Skittoはそんなことはありません。チャイルドロックやエコモードなどの最低限必要な機能に加えて、温水の再加熱機能も搭載されています。再加熱機能で温水を約90℃にすることができるので、カップ麺も作れるでしょう。

さらに、サーバー本体のサイズも他のサーバーより2cm程度コンパクトに設計されているので、置き場所にも比較的困りません。

これらのことからしずくりあSkittoはコスパ重視の方におすすめの浄水型ウォーターサーバーと言えます。

>>しずくりあSkittoの評判・口コミ

ハミングウォーター

項目	詳細
サーバータイプ	水道水浄水型
設置タイプ	床置き
カラー	ホワイト、ブラック コットンピンク、アイスラベンダー、アップルグリーン
月額料金	3,300円
水温	〇冷水 約6~10℃ 〇温水 約80~90℃ ※再加熱機能で約90℃に 〇常温水 室温により変動
契約期間	2年間

ハミングウォーターは5色のカラーを選択可能な床置き型の浄水型ウォーターサーバーです。特にコットンピンク、アイスラベンダー、アップルグリーンはハミングウォーターでしか選択できない限定カラーとなっています。

また、ハミングウォーターには再加熱機能が搭載されており、温水を約90℃まで熱することができるため、カップ麺を作るにも安心です。

それ以外でも「月額料金」「契約期間」「浄水能力」「搭載機能」のすべてが平均以上の水準で設計されています。

これらのことから、ハミングウォーターは総合力が非常に高い浄水型ウォーターサーバーと言えるでしょう。

>>ハミングウォーターの評判・口コミ

エブリィフレシャスtall

項目	詳細
サーバータイプ	水道水浄水型
設置タイプ	床置き
カラー	マットホワイト、マットブラック
月額料金	3,300円
水温	〇冷水 約5~10℃ 〇温水 約80~85℃ ※再加熱機能で約90℃に
契約期間	3年間

エブリィフレシャスtallは、床置きタイプの水道水浄水型ウォーターサーバーです。「使いやすさ」にこだわってサーバーがデザインされていることに加え、あると便利な機能が豊富に塔載されています。

エブリィフレシャスtallには再加熱機能が搭載されており、温水を約90℃まで熱することができるため、カップ麺を作ることもできます。ただし、エブリィフレシャスmini（卓上タイプ）には再加熱機能が搭載されていないので、その点は注意が必要です。

エブリィフレシャスtallは浄水型ウォーターサーバーの中でもトップクラスの人気を誇っており、口コミなどを調査しても契約している方も非常に多いです。

実績がある、かつ高性能な浄水型ウォーターサーバーを利用したい方におすすめです。

>>エブリィフレシャスの評判・口コミ

ViViWater Long

項目	詳細
サーバータイプ	水道水浄水型
設置タイプ	床置き
カラー	マットホワイト、マットブラック
月額料金	3,300円
水温	〇冷水 約5~10℃ 〇温水 約80~85℃ ※再加熱機能で約90℃に
契約期間	3年間

ViViWater longは床置きタイプの浄水型ウォーターサーバーです。

ViVIWater longには再加熱機能が搭載されており、温水を約90℃まで熱することができるのでカップ麺にも利用できます。ちなみに卓上タイプのViViWater shortにも再加熱機能が搭載されているので、卓上タイプのサーバーを探している方には、shortがおすすめです。

ViViWaterはここまで紹介してきた浄水型サーバーにないメリットを持っているわけではないですが、非常にバランスのいい浄水型サーバーです。

どのような方におすすめと言われると難しいですが、契約期間も3年間と平均的なので、新しいものが好きという方はViViWaterの契約もぜひ検討してみてください。

ウォーターサーバーでカップ麺を作る際の注意点

続いて、ウォーターサーバーでカップ麺を作る際に注意すべき点を4つ紹介します。

やけどに気を付ける

ウォーターサーバーの温水温度は約80~90℃です。カップ麺を作る上では若干ぬるい温度ですが、肌に触れるとやけどする温度なので、気を付ける必要があります。

麺などに跳ねたお湯が肌にあたるだけでも危険なので、カップ麺に給水する際は容器を傾けてお湯が肌に跳ねないようにしましょう。

エコモードを解除する

多くのウォーターサーバーには、消費電力を抑えるために「エコモード（節電機能）」が搭載されています。エコモードに設定中は温水の温度が60~75℃となり、通常より低い温度にしておけるので、本来であれば電気代を抑える便利な機能です。

しかし、カップ麺を作る際はエコモードをオフにしておく必要があります。80~90℃であれば多少ぬるいとはいえ、カップ麺を作ることは可能です。一方、60~75℃ではぬるすぎて麺がほぐれなかったり、粉末スープがとけない可能性が高いです。

また、エコモードを解除しても温水が80~90℃になるまでには少々時間がかかります。そのため、ウォーターサーバーでカップ麺を作る際は最低でも30分前にはエコモードを解除しておくことをおすすめします。

ウォーターサーバーの出水口付近をきれいにする

ウォーターサーバーでカップ麺を作っていると、スープが跳ねて給水口や本体が汚れてしまうことがあります。汚れをそのままにしておくと、菌が繁殖して不衛生な状態になってしまうので、使う度に汚れをふき取るようにしましょう。

ウォーターサーバーの内部はセルフクリーニングが難しいので、日ごろからきれいな状態を維持するように心がけることが重要です。

間違えて冷水を入れないようにする

ボタンで温水と冷水を切り替えるタイプの機種の場合、いつもの癖で気付かない内に冷水を入れてしまう可能性があります。「さすがにそんなミスはしない」と思う方もいるでしょうが、考え事をしながらカップ麺を作ったりすると、このようなミスが起きる可能性があります。

カップ麺に冷水を入れてしまうと、基本的には再起不能です。後から温水を入れてもお湯がぬるすぎて麺がほぐれません。当たり前のことですが、注意するにこしたことはないでしょう。