ウォーターサーバーの基礎知識

失敗しないウォーターサーバーの選び方

【忖度なし】絶対に失敗しないウォーターサーバーの選び方!重要な6つの要素を徹底解説!

ウォーターサーバーは日本で1980年代からサービス提供が開始され、今では提供メーカーは50社程あるとされています。

しかし、ウォーターサーバーは専門店舗がほとんどないため、一般家電や携帯電話のように実際に店舗へ行って見て触ってと比較できません。さらに、どのメーカーも最低利用期間が設定されているため、失敗しないウォーターサーバーの選び方はとても重要です。

そこで今回は自宅で10社以上のウォーターサーバーを実際に使用した私が、ウォーターサーバーを選ぶ上で重要な6大要素を紹介します。ウォーターサーバー選びで失敗したくない方はぜひ参考にしてください。

ウォーターサーバー選びの基本的な考え方

ウォーターサーバーを選ぶ上で重要な6大要素は、以下の通りです。

  • 水の月間利用量|ボトル型・浄水型の選定
  • 置き場所|床置型・卓上型の選定
  • 月額料金
  • メンテナンス
  • 機能性
  • 入会特典・キャンペーン

しかし、世の中にこの6大要素をすべて兼ね揃えているウォーターサーバーは存在しません。そのため、自分の中で重視したい要素を取捨選択する必要があります。

要素を取捨選択することで「あなたに最適なウォーターサーバー」が絞り込めるようになります。

それでは、ここから6大要素の詳しい内容について解説していきます。

※.1ボトル回収型ウォーターサーバーに関しては、対応エリアが限定されているため除外しています。
※.2水道直結型ウォーターサーバーに関しては、対応エリアが限定されているかつ、工事等が必要となるため除外しています。

①水の月間利用量|ボトル型・浄水型の選定

ウォーターサーバーは大きく分けると「ボトル型」「浄水型」の2種類に分けられます。

水の月間利用量は、この2種類から自分にあったウォーターサーバーはどちらなのかを知る上で重要な要素となります。

水の月間利用量を計算する

まずは、水の月間利用量を計算してみましょう。

水の月間利用量の計算例

1日コップ2杯(1杯200ml)×世帯人数2名×30日間=月間利用量24L

左から「(1人あたりの平均杯数/日)×(世帯人数)×(30日間)=月間利用量」となります。

1人あたりの平均杯数ですが、ウォーターサーバーは「飲み水」「お茶・コーヒー」「料理」など様々な用途で利用できるため、ライフスタイルを考慮した上で、少し多めの杯数で計算することをおすすめします。

【参考】水の月間平均利用量目安
一人暮らし: 18L
二人暮らし: 30L
三人暮らし(夫婦+子供1人): 36L
四人暮らし(夫婦+子供2人): 48L

ボトル型・浄水型選定基準

水の月間利用量を元にした「ボトル型」「浄水型」の選定基準について、下記表にまとめました。

月間利用量12L12L~24L24L~36L36L以上
ボトル型×
浄水型

ボトル型ウォーターサーバー

ボトル型ウォーターサーバー
出展:プレミアムウォーター公式サイト

ボトル型ウォーターサーバーは、ウォーターボトルが使い捨てのペットボトルとなっており、高機能なサーバーを除くと、サーバーレンタル料金が永年無料のため、ウォーターボトルのお水代だけで利用できます。

ボトル料金は500ml換算で80円~90円となるため、コンビニや自動販売機などで購入する500mlペットボトルのお水よりも安く、さらに自宅まで送料無料で届けてくれるためコストパフォーマンスは抜群です。

ボトル型ウォーターサーバーをおすすめする人

  • 水の月間平均利用量が12ℓ~24ℓ以下の世帯人数1~2名の人
  • 天然水にこだわりがある人
  • 普段のお水をコンビニや自動販売機で購入している人

ボトル型ウォーターサーバーの注意点

  • 1ヶ月で12Lの月間利用量が見込めない方は水が余ってしまう
  • 宅急便等でウォーターボトルが届くため、毎月の受取が難しい方には不向き
  • 北海道・沖縄・離島等はボトル料金とは別で、ボトル送料がかかる可能性が高い
  • ボトル交換の度に12Lのウォーターボトルを持ち上げる必要がある

浄水型ウォーターサーバー

浄水型ウォーターサーバー一覧

浄水型ウォーターサーバーは、サーバーに水道水を補充し内蔵された浄水フィルターでお水をろ過する仕組みです。毎月の利用料金はサーバーレンタル料のみなので、ボトル型ウォーターサーバーやペットボトルのケース買いと比較しても、毎月の飲料代を節約できる最新のウォーターサーバーです。

浄水型ウォーターサーバーをおすすめする人

  • ボトル型ウォーターサーバーを毎月24Lℓ以上利用している人
  • ボトル型ウォーターサーバーの受取やボトル交換が困難または面倒な作業を省きたい人
  • お水の月間利用量が24L以上の人
  • 世帯の飲料水にかけているコストが月間2,000円を越える人

②置き場所|床置型・卓上型の選定

ウォーターサーバーを選ぶ際は、置き場所を考える必要があります。またウォーターサーバーには「床置型」「卓上型」の2種類のタイプが存在します。

ここでは置き場所の選び方や、床置型・卓上型のメリット・デメリット等を解説します。

置き場所の選び方

すべてのウォーターサーバーはコンセントに電源を差すことで利用可能です。そのため、まずはコンセントの付近で設置スペースを確保しましょう。

そこで重要になるのがウォーターサーバーのサイズを知ることです。サイズを知ることでどの程度の設置スペースを確保する必要があるのかを把握できます。

ウォーターサーバーのサイズ

  • 横幅:25~32センチ
  • 奥行き:31~36センチ
  • 高さ:100~130センチ ※浄水床置型はボトルがないため、100センチ前後

ウォーターサーバーのサイズは横幅・奥行きについては各メーカー約5センチの差となり、卓上・床置による高さの変動以外はメーカーによる大きな差はありません。コンセントが近い場所であればどこにでも置ける設計です。

ただし、ウォーターサーバーのサイズから最低でも1~2センチ程度は余裕をもって設置スペースを確保することをおすすめします。

参考:絶対におすすめしない設置場所

ウォーターサーバーの置き場所はスペースがあればどこでもいいという訳ではありません。ここでは絶対におすすめしないウォーターサーバーの置き場所を2つ紹介します。

①直射日光の当たる場所

室内でも、直射日光が当たる場所や熱を発する家電に近い場所に設置するのは絶対に避けましょう。また、湿度が高い場所・ホコリがたまりやすい不衛生な場所も設置場所として不適切です。

これらの場所では雑菌が繁殖しやすくなり、水の品質にも悪影響を及ぼす可能性があります。

②寝室

ウォーターサーバーは少なからず振動や音が気になる製品です。特に、ボトルが下置きタイプのウォーターサーバーはポンプ(コンプレッサー)を使って水を汲み上げているため、ボトルが上置きのウォーターサーバーに比べて音や振動が大きく感じます。

機械音が苦手な方は寝室を避けて設置することをおすすめします。

床置型・卓上型のメリット・デメリット

次に床置型・卓上型のメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。尚、どちらのタイプにも共通するメリット・デメリットは割愛しております、

床置型のメリット

  • 床へダイレクトに設置するため、家の模様替えなどの時も置き場所が限定されない
  • 内蔵タンクが大きいため、大量給水をしても温度変化がしにくい

床置型のデメリット

  • 縦に長いため物理的体積は卓上型より大きい

卓上型のメリット

  • テーブルやカウンターキッチンなどに設置が可能のため省スペース

卓上型のデメリット

  • 設置できる場所がテーブル等の上に限定される
  • ボトルタイプの場合、ボトルを持ち上げが大変
  • 内蔵タンクが小さいため、大量給水すると温度変化がしやすい

床置型と卓上型はどっちがおすすめ?

床置型と卓上型のサーバー機能の差は内蔵タンクの容量です。卓上型は床置形よりも体積が小さいため、内蔵タンクが冷水・温水共に小さく設計されています。

そのため、一度に多くの温水を給水すると卓上型の温水タンクはすぐ空になり、ぬるくなってしまいます。

省スペースのため卓上型を好む人が多いですが、卓上型を置いた後にタンク容量・使い勝手・置き場所を変更したいなどの理由で、床置型へ有料変更する人がかなり多いです。 ※単純な機種変更希望は各メーカー有料交換

そのため、置きたいカウンターキッチンやテーブルが特定されていない場合は、絶対に床置型をおすすめします。

③月額料金

次に「ボトル型」「浄水型」の月額料金の仕組みについて、詳しく解説します。

ボトル型ウォーターサーバーの月額料金

ボトル型ウォーターサーバーの料金形態は下記の通りです。

料金
お水代(ボトル料金)2,000円/12L(月間12L×2本=24L分)
※メーカーによって異なります
サーバーレンタル料無料
※高機能サーバーは300~1,000円程度
ボトル配送料無料
※北海道・沖縄・離島は配送料がかかる場合あり
合計月額料金4,000円

ボトル型ウォーターサーバーは基本的にお水代しか料金がかからないので、3,900円~4,200円の月額料金で利用できます。

ただし、高機能サーバーや配送エリアによってはお水代以外にも追加費用がかかる場合があるので注意しましょう。

また、メーカーによっては、隔月毎に定期配送2本を配送停止にすることができる「スキップサービス」を提供しています。スキップサービスを活用すると、最低2ヶ月に2本の実質1ヶ月1本分の料金でボトル型ウォーターサーバーを利用できるので月額料金は半額の1,950円~2,100円程度となります。

ボトル型主要メーカー料金比較表

下記はボトル型ウォーターサーバーを提供している主要メーカーの料金を比較した表です。ボトル容量が12Lではないメーカーもありますが、実質月額として、すべて24L換算とした場合の月額料金を算出して比較しています。

プレミアム
ウォーター
コスモ
ウォーター
うるのんジャパネット信濃湧水フレシャス
お水代1,987円 /本
(12L)
2,052円/本
(12L)
1,980円/本 (12L)1,740円/本 (9.5L)1,620円/本
(11,4L)
1,248円/本 (7.2L)
定期配達2本2本2本2本2本4パック
レンタル料金無料無料無料無料無料無料
配送料無料無料無料無料無料
(関東のみ)
無料
スキップ
サービス

連続不可

連続不可

連続不可

連続不可

3ヶ月で2箱以上

連続不可
月額料金3,974円4,104円3,960円3,480円3,240円4,992円
実質月額
(24L換算)
3,974円4,104円3,960円4,395円3,410円4,159円
料金
ランキング
342614
※記載の価格はすべて税込です
※北海道・沖縄・離島等や一部メーカーの指定エリアは別途送料がかかる場合があります
※各メーカーは最安プランで試算、但しジャパネットウォーターは2本プランで試算

浄水型ウォーターサーバーの月額料金

浄水型ウォーターサーバーの料金形態は下記の通りです。

料金
お水代0円
サーバーレンタル料2,640円~3,300円
メンテナンス料無料
※一部有料のメーカー(putio等)
フィルター料無料
合計月額料金2,640円~4,380円

浄水型ウォーターサーバーはサーバーレンタル料金のみの定額サブスクリプションサービスのため、水を使いすぎて月額が高くなることもなく安心して利用できます。さらに月額レンタル料金もボトル型ウォーターサーバーの約1.5本分程度の2,640円~3,300円/月のためコスパ抜群です。

仮に99リットルの水をボトル型で消費した場合との差額は月間で最大13,860円、年間だと最大166,320円となります。

浄水フィルターは各メーカー6~7ヶ月に1回無料で配送されますが、最大月間浄水量を越える等の理由でフィルターを追加発注したい場合は有料となります。フィルターの追加発注時の料金は1本あたり1,000円~2000円程度です。

浄水型主要メーカー料金比較表

浄水型ウォーターサーバーを提供している主要メーカーの料金比較表は以下の通りです。

「月間浄水可能量」と「自分の月間利用量」を考慮した上で、料金ランキングからお得なサーバーを選定してみましょう。

Loccaハミング
ウォーター
しずくりあ Skittoエブリィ
フレシャス
クリクラ
Putio
KiraraWater
サーバー
レンタル料
2,680円/月3,300円/月2,640円/月3,300円/月2,980円/月4,378円/月
メンテナンス料無料無料無料無料460円/月無料
フィルター料定期無料定期無料定期無料定期無料定期無料定期無料
月間浄水可能量100L330L100L100L120L不明
月額料金2,680円3,300円2,640円3,300円3,440円4,378円
料金ランキング231345

浄水型・ボトル型・ペットボトル購入のコスパ比較表

 浄水サーバー宅配水サーバーペットボトル
月間使用量最大100L~420L12L/本 × 2本=24Lが定期配送
※メーカーによって異なる場合有
2L/本 × 30本=60L
月額費用2,640円~3,300円約4,000円~5,500円約3,300円~
買い物不要不要重いボトルを持ち帰る必要あり
宅配の受け取り不要必要ネット購入の場合受取が必要
ボトル交換不要頻度は少ないが1本が重い1本が軽いが頻度は多い
置き場所サーバー本体のみサーバー本体+ストックボトル無数のボトルがかさばる
ゴミ不要頻度は少ないが大きなPETゴミが出る毎日のようにPETゴミが出る
※記載の価格はすべて税込です

上記表を見てわかる通り、現在ペットボトルを購入している人も浄水型ウォーターサーバーの方が毎月のコストダウンが可能です。

さらにコストだけでなく、水を買いに行ったり、ペットボトルゴミを捨てる手間がなくなり、ごみが減ることによって環境にも優しい点も魅力です。

ウォーターサーバーでSDGsに!【目標14.海の豊かさを守ろう】

ペットボトルは海へのマイクロプラスチック流出問題に大きく関わっています。一度海に流出したマイクロプラスチックは、その小ささから回収が困難である上、自然分解されるには非常に長い時間がかかります。ウォーターサーバーを活用し、プラスチックの使用量そのものを減らすことが、海洋へのマイクロプラスチック流出の解決につながります。

参考:日本ユニセフ協会

④メンテナンス

ウォーターサーバーはレンタル契約のため、数年利用する中で故障・不良・不備などが起こった場合は有償となる可能性があります。更に自身の体内に入る飲み水のため、衛生面が気になる方も多いでしょう。

ここでは、サーバー故障時のメンテナンスや衛生面におけるメンテナンスなど、安心してウォーターサーバーを利用する上で絶対にチェックすべきポイントを説明します。

故障時のサーバー交換

ボトル型・浄水型共に故障時のサーバー交換は各メーカーにより対応が異なります。

大きく分けて「有料補償サービスがあるメーカー」「有料補償サービスがないメーカー」の2つに分かれるため、必ず申込時に確認しましょう。

有料補償サービスがあるメーカー

ウォーターサーバーには補償サービスを提供しているメーカーが複数あります。

補償サービスとは、ウォーターサーバーの破損や汚損(お客様の故意によるものを除く)が発生した場合、通常は請求される交換費用が無償となるサービスです。毎月の利用料金にプラス200円~800円/月を支払う定額課金制の有料補償サービスが一般的です。

補償サービスがあるメーカーで、補償サービスに未加入の場合は、サーバーの交換費用(約5,000円~30,000円)が有償となります。

【有料補償サービスのある主要メーカー】

ボトル型:プレミアムウォーター/コスモウォーター/うるのん/etc

浄水型:ハミングウォーター/kirara water/クリクラPutio/etc

有料補償サービスがないメーカー

有料補償サービスがないメーカーは基本的に破損や汚損(お客様の故意によるものを除く)の場合、無料でサーバー交換してもらえることが多いです。

ただし、念のために申込前にメーカーサイトの「Q&A」「よくある質問」等で故障時のサーバー交換対応について確認することをおすすめします。

サーバー定期交換

ウォーターサーバーには内部クリーン機能等が内蔵されているため、特定メーカーを除き故障・不備以外の無料の定期交換はありません。また、メーカーも定期交換がなくても衛生面は保つことができると公表しています。

しかし、2~3年間利用すると内部の衛生面が気になる人も多いでしょう。

そこで、衛生面が気になる方は無料でサーバーの定期交換を実施しているメーカーを選ぶと、安心して利用できるのでおすすめです。

【無料でウォーターサーバーの定期交換を実施しているメーカー】

ボトル型:うるのん/ジャパネット/コスモウォーター/信濃湧水/etc
※メーカー毎に無料定期交換の頻度は異なります。(例:3年に1回)

浄水型:クリクラPutio/etc

現在、定期交換のないメーカーを利用している方は、最低利用期間経過後に別のメーカーへの乗換を検討するのも1つの手段です。

引越し等の転居時の交換

ウォーターサーバーの契約は2年~3年など最低利用期間が定められているケースが多いため、利用中に引越しや転居をする可能性もあるでしょう。

ウォーターサーバーの移動を引越し業者などに依頼すると引越し費用が高くなってしまいますし、万が一の故障などを考慮すると、引越し時の交換サービスのあるメーカーを選ぶと安心です。

【引っ越し時の交換サービスのある主要メーカー】

ボトル型:信濃湧水/プレミアムウォーター/うるのん/コスモウォーター/etc

浄水型:ハミングウォーター/Locca/etc
※1年に1回まで無料等の条項がある場合があります。

主要メーカー別メンテナンス比較表

■ボトル型主要メーカー別メンテナンス比較表

プレミアム
ウォーター
コスモ
ウォーター
うるのんジャパネット信濃湧水フレシャス
故障時交換
※有償サービス加入者のみ

※有償サービス加入者のみ

※有償サービス加入者のみ
定期交換×
※契約期間の更新が必要
×
引越し交換
※有償サービス加入者のみ

※有償サービス加入者のみ

※有償サービス加入者のみ
××

■浄水型主要メーカー別メンテナンス

Loccaハミング
ウォーター
しずくりあ
Pitto/Skitto
エブリィ
フレシャス
クリクラPutioKiraraWater
故障時交換
※有償サービス加入者のみ

※有償サービス加入者のみ
定期交換×××××
引越し交換×××

⑤機能性

ウォーターサーバーにはメーカーによって、様々な機能が搭載されています。高機能なウォーターサーバー程、サーバーレンタル料は高額になるので、自分が必要だと思った機能を搭載しているウォーターサーバーを選ぶことが重要です。

ここではウォーターサーバーの機能について詳しく解説するので、自分に必要な機能を確認しましょう。

基本機能

すべてのウォーターサーバーは基本機能として、冷水・温水を出水できる機能が備わっています。

しかし、メーカーによっては冷水・温水以外にも常温水・白湯・再加熱などの機能をもったサーバーもあるため、温度に関する機能毎の特徴をまとめました。

温度備考
冷水平均4~10℃すべてのメーカーが対応
温水平均80~90℃80℃では物足りないと感じる方が多いため、
85℃以上の表記があるメーカーがおすすめ
常温水平均15~20℃胃腸への負担が少ない
一部メーカーのみ対応
白湯平均50~60℃内蔵機能の回復が見込める
ほとんどのメーカーが対応していない
【代用方法】
冷水2:温水3の割合で混ぜることで代用可能
再加熱機能平均90~93℃サーバー内の温水を再加熱し、温度を高くする機能
コーヒーやカップラーメンで利用したい方におすすめ
一部メーカーのみ対応

内部クリーン機能

ウォーターサーバーのボトルは綺麗に殺菌処理されていますし、水も加熱除菌等がされているため衛生面に問題はありません。しかし、お客様の使用方法によってボトルをサーバーにセットしていざ利用すると、サーバーに雑菌が発生する可能性もあります。

そのため、前項で書いたウォーターサーバー無料定期交換と内部クリーン機能が非常に重要です。

ウォーターサーバー無料定期交換は実施しているメーカーが限られているため、無料定期交換を実施していないメーカーを選ぶ場合、内部クリーン機能が内蔵されているウォーターサーバーがおすすめです。

内部クリーン機能は各社大きく分けて「熱水循環クリーン機能」と「UV除菌機能」の2種類に分かれます。

熱水循環クリーン機能

熱水循環クリーン機能は、温水(85~90℃)をサーバーのタンクやホースへ循環させ煮沸消毒をする機能です。

まな板・ふきん・哺乳瓶等に熱湯をかけて煮沸消毒する要領と同じで、煮沸消毒の目安は80~90℃で約5分~10分で消毒可能と言われています。

ウォーターサーバーの温水タンクは常に80~90℃となっているため、常に煮沸消毒がされている状態ですが、冷水タンクや連結されているホースはそうでもないため、80~90℃の温水をサーバー内全てに約5分~10分以上循環させることで煮沸消毒を行っています。

「オートクリーン機能」「セルフクリーン機能」「フレッシュ機能」「クリーンサイクルシステム」などメーカーによって名称は異なりますが、原理は熱水循環クリーン機能と同じとなります。

注意点としては、クリーン機能はサーバー内部に熱水を巡らせて除菌するため、稼働中はサーバーが使用できません。また、循環後は冷水タンク等を冷ますまでに約2~3時間を要するため、外出前や就寝前に行うことをおすすめします。

UV除菌機能

UV除菌機能はサーバー本体が除菌効果をもつ強力な紫外線を発し、ボトル内部やサーバー内部を除菌する機能です。

熱水をサーバーに巡らせる熱水循環クリーン機能では除菌しきれない箇所も殺菌できる点が特徴です。

また紫外線を照射して除菌するだけなので、UV除菌機能を稼働中でも冷水・温水は問題なく使えます。このUV除菌機能は、定期的に自動で稼動してくれるサーバーも多く、手間をかけずに衛生面が保たれる点も魅力的です。

節電機能(光センサー・ライトセンサー)

節電機能が搭載されていウォーターサーバーは、就寝や不在時等、部屋が暗い時に、光センサーが明るさを感知し、自動でSLEEPモードになります。

Sleepモードでは温水ヒーターの電源が自動でオフになるため、温水ヒーターで使っていた分の電力を抑えられます。

ECOモードのように手動で行うことはなく自動で節電してくれるため、電気代が高騰している現在においては非常に助かる機能です。

チャイルドロック機能(冷水)

ウォーターサーバーはお子様の安全のため、温水には必ずチャイルドロックが付いています。しかし、冷水には各メーカーやサーバーによってはチャイルドロックが付いていない場合があります。

小さなお子様がいたり、犬や猫等のペットを飼っている方は冷水のチャイルドロックがないウォーターサーバーの場合、部屋を水浸しにされてしまう可能性があります。

一方で、大人からすると冷水のチャイルドロックは煩わしさを感じさせる機能でもあります。そのため、冷水のチャイルドロック機能は利用環境に応じて取捨選択が必要な機能と言えるでしょう。

⑥入会特典・キャンペーン

ウォーターサーバーは各メーカーの入会特典・キャンペーンを活用することでよりお得に利用できます。

入会特典は季節・時期・申込むサイトによって異なるため、申込みたいサーバーが決まったらいつくかのサイトを見ることをおすすめします。

ここでは各メーカーが提供している入会特典・キャンペーンにはどのようなものがあるのかを詳しく解説します。

ボトル型・浄水型共通のキャンペーン

まずはボトル型・浄水型ウォーターサーバーで共通して提供されているキャンペーンを紹介します。

他社違約金乗換キャッシュバック

他社から乗り換えする際に、違約金をキャッシュバックしてくれるキャンペーンです。

このキャンペーンを活用することで、最低利用期間を経過していない状態でも安心して新しい事業者に乗り換えすることができます。

他社違約金乗換キャッシュバックキャンペーンの注意点

  • 上限金額(最大16,500円等)が定められているため、上限金額以上はキャッシュバックされません
  • 違約金の領収書・請求書・引落明細のいずれかが必要
  • 解約後3ヶ月以内に申請が必須等の条件設定がある
  • キャッシュバックされるまでに申請から約1ヶ月~6ヶ月の時間を要する
  • 解約したサーバーと新たに申込むサーバーの名義(苗字)が同一である

ギフトカードや現金キャッシュバック

入会特典でギフトカード(Amazon等)や現金キャッシュバックをしてくれるキャンペーンです。

受取条件や申請が必要なものが多いため、損することがないよう必ず申請を行いましょう。

ボトル型ウォーターサーバー特有のキャンペーン

続いて、ボトル型ウォーターサーバー特有のキャンペーンを紹介します。

ボトル無料キャンペーン

ボトル無料キャンペーンとは、毎月定期的に配送されるボトルが〇本無料になるというものです。

このキャンペーンでは、無料の方式が2種類に分かれます。

①定期的に届くボトルが値引きされ無料になる

②定期的に届くボトルにプラス無料ボトルが届く

①の定期的に届くボトルが無料になる方が、月額費用がシンプルに値引きされるため負担が少なくおすすめです。

浄水型ウォーターサーバー特有のキャンペーン

最後に、浄水型ウォーターサーバー特有のキャンペーンを紹介します。

月額レンタル料金無料キャンペーン

月額レンタル料金無料のキャンペーンは名前の通り、毎月かかる定額のサーバーレンタル料金が〇ヶ月間無料になるというものです。

月額費用がシンプルに値引きされるため負担が少なくおすすめのキャンペーンです。

終わりに

ウォーターサーバーは三種の神器ではありませんが、暮らしを豊かにし、実際に利用すると「なくてはならない存在」となる素晴らしいサービスです。

どんなサービスも自分に合った商品を選ぶことができないと、サービスの持っている本質に触れることなく縁は途切れてしまいます。

この記事で紹介しているウォーターサーバーの選び方は、

・実際に自宅で利用した10社の経験

・実際に約2.000台を販売した経験

・販売した後のお客様の1,000の声

それらを忖度なくダイレクトに反映して、紹介しています。

一人でも多くの方にウォーターサーバーが「なくてはならない存在」となれば幸いです。

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