水道水浄水型ウォーターサーバーは、定額かつ使い放題で水道水をろ過して使える点が特徴です。
宅配型のウォーターサーバーを提供していたメーカーも、独自の浄水型ウォーターサーバーを制作しており、浄水型ウォーターサーバーの利用者は年々増加傾向にあります。
しかし、いざ浄水型ウォーターサーバーを契約するとなると「契約して後悔しないかな?」「契約するデメリットってあるのかな?」と気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は浄水型ウォーターサーバーのデメリットを解説します。さらに、浄水型ウォーターサーバーのメリットや宅配水型ウォーターサーバーとの比較も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
水道水浄水型ウォーターサーバーのデメリット5選
浄水型ウォーターサーバーには、大きく分けて5つのデメリットがあります。契約してから後悔しないように、事前にチェックしておきましょう。
水道水浄水型ウォーターサーバーのデメリット
お水の使用量が少ない方は割高
浄水型ウォーターサーバーの月額料金は2,580円~3,300円程度の定額制です。そのため、水の使用量が少ない方の場合、宅配水型ウォーターサーバーやペットボトルを買う料金よりも割高になる可能性があります。
下記表はお水の使用量別の月額料金比較です。
12L | 24L | 36L | 48L | ||
浄水型ウォーターサーバー ※エブリィフレシャス | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | |
宅配水型ウォーターサーバー ※プレミアムウォーター | 1,987円 | 3,974円 | 5,961円 | 7,948円 | |
ペットボトル ※500ml 110円換算 | 2,640円 | 5,280円 | 7,920円 | 10,560円 |
このように月間使用量が12Lの場合、浄水型ウォーターサーバーの月額料金は割高であることがわかります。逆に、お水の月間使用量が24L以上になると浄水型ウォーターサーバーの月額料金が最も安いことがわかります。
ただし、一人暮らしのようにお水の使用量が少なくなることが予想される場合は、浄水型ウォーターサーバーが自分にとっての最適解かを慎重に検討する必要があるでしょう。
お水の味にこだわれない
浄水型ウォーターサーバーのお水は、水道水をろ過して出水されるため、お水に含まれるミネラル成分や硬度など、お水の味にこだわることができません。
そのため、天然水の味わいや成分、硬度を楽しみたい方は浄水型ウォーターサーバーは向いていないかもしれません。
とはいえ、浄水型ウォーターサーバーのろ過性能は非常に高いので、水道水特有のカルキ臭などは一切ありません。私自身、浄水型ウォーターサーバー「Locca」を使用していますが、味に違和感を覚えたこともありません。
災害時の備蓄にならない
浄水型ウォーターサーバーを使用するためには、水道水と電気が必要です。災害時には水道が止まったり、停電になってしまう可能性が高いので、浄水型ウォーターサーバーを使用できない可能性が高いです。
一方、宅配水型ウォーターサーバーの場合は水のボトルがそのまま備蓄水として使用できます。ペットボトルを購入している場合は、いわずもがな使用できます。
そのため、災害時の備蓄水として活躍できない点は浄水型ウォーターサーバーのデメリットと言えるでしょう。
水道水補充型はお水の補充が面倒
浄水型ウォーターサーバーには「水道水補充型」「水道直結型」の2タイプが存在します。
その中でも水道水補充型の場合は、給水タンク内に水道水を自分で補充する必要があります。つまり、水がなくなるたびに都度補充する手間がかかります。
給水タンクの容量は機種によって様々ですが、床置きタイプの場合は3~5L程度、卓上タイプの場合は1~2L程度が平均です。そのため、水の使用量が多い家庭の場合は、補充の手間が面倒に感じる可能性が高いでしょう。
水道直結型の場合は工事が必要
水道直結型は水道とウォーターサーバーを直接つないで、サーバーに自動的に給水される仕組みです。
水道水補充型と比べて、水を補充する手間がかからないという点はメリットですが、そもそも水道とサーバーをつなぐための工事が必要です。
また、メーカーによっては水道とサーバーの工事をするのに追加費用がかかる場合もあります。また、水道直結型は水道水補充型と比べて月額料金も高い傾向にあるので、水道水補充型と水道直結型を選ぶ際は慎重に検討する必要があります。
水道水浄水型ウォーターサーバーのメリット5選
ここまで、水道水浄水型ウォーターサーバーのデメリットを紹介しました。しかし、浄水型ウォーターサーバーの利用者が増加傾向にあるのは、デメリットを補うだけのメリットがあるからです。
ここでは、浄水型ウォーターサーバーのメリットを5つ紹介します。
水道水浄水型ウォーターサーバーのメリット
定額制で使い放題なのでコスパがいい
浄水型ウォーターサーバーの最大のメリットはコスパの良さです。浄水型ウォーターサーバーの月額料金は先程も述べた通り、2,580円~3,300円程度で、どれだけ多くの水を使っても追加料金は一切かかりません。
一方、宅配水型ウォーターサーバーやペットボトルは水の使用量が多くなる程、費用もかかります。そのため、水の使用量が多い家庭になる程、コスパが良くなります。
とはいえ、月間12L以上の水を使用するのであれば浄水型ウォーターサーバーのコスパが最もいいので、一人暮らしの方でも安心です。
ちなみに、浄水型ウォーターサーバーの月間浄水可能水量は、機種によって様々ですが100L~420L程度なので、何も気にせず水を使用しても浄水可能水量を越えることはないでしょう。
水道水があればいつでもおいしい水が飲める
ペットボトルを購入している方であれば、水を買い忘れて困ったり、慌てて買いに行った経験はあるのではないでしょうか。宅配水型ウォーターサーバーの利用者の方は、定期配送のボトルが足りなくなってしまった経験はないでしょうか。
その点、浄水型ウォーターサーバーは水道水さえあれば、いつでもおいしい水を飲むことができます。つまり、そもそもお水を買うという行為が不要となるので、買い物にいく手間が省けますし、在庫を気にする必要もありません。
このように、浄水型ウォーターサーバーにはコスパだけでなく、生活もラクになるというメリットがあります。
ペットボトルごみが出ない
宅配水型ウォーターサーバーの場合、水が入っているペットボトルごみが発生します。ペットボトルを購入している方はいわずもがなごみが発生します。
その点、浄水型ウォーターサーバーは水道水を給水するだけなので、一切のごみが発生しません。
特に宅配水型ウォーターサーバーのペットボトルごみは大きいので、容器を潰したりする手間もかかります。それくらい気にしないという方もいるかもしれませんが、長く使用することを考えると意外に侮れないメリットです。
お水ボトルの受取や保管スペースが不要
宅配水型ウォーターサーバーの場合、定期配送で毎月お水ボトルが配達されるため、受取を行う必要があります。また、受け取ってすぐに使用するわけではないので、大きなボトルを保管しておくスペースも必要です。
ペットボトルの購入にしても、買いに行く手間と買ってきたお水を保管しておくスペースが必要です。
一方、浄水型ウォーターサーバーはボトルの受取やお水を保管しておくスペースも不要なので、明確なメリットと言えるでしょう。
水道直結型の場合は給水の手間もかからない
水道直結型の場合は、水道とウォーターサーバーを工事によって直接つなぐので、水道水補充型のように給水タンクにいちいち水を補充する手間がかかりません。
水道水補充型では最低でも1~2日に一回は水を補充する必要があるので、意外とめんどうに感じる場合があります。
また、宅配水型ウォーターサーバーについても、月に1~2回は重たい水ボトルを持ちあげて設置する必要があるので、こちらもやはり手間がかかります。
水道直結型は工事が必要だったり、月額料金が高かったりとデメリットもありますが、手間が全くかからないという点では大きなメリットがあるのです。
主要メーカー別のメリット・デメリット
ここまで、浄水型ウォーターサーバーのデメリットとメリットを紹介しました。しかし、メーカー毎によってそれぞれメリットやデメリットが異なるので、ここではそれらを一覧でまとめました。
メリット | デメリット | ||
エブリィフレシャス | ✅搭載機能が豊富かつ優秀 ✅電気代が安い ✅床置きと卓上が選択可能 ✅乗り換えキャッシュバックがある | ✅契約期間が3年間 ※解約金も40,000円と高額 | |
ウォータースタンド ピュアライフ | ✅搭載機能が豊富かつ優秀 ✅契約期間縛りがない(解約金0円) ✅色を3色から選択可能 ✅浄水可能量が月間420Lと多い | ✅卓上タイプを選べない ✅乗り換えキャッシュバックがない | |
ウォータースタンド アイコン | ✅数少ない水道直結型 ✅搭載機能が豊富かつ優秀 ✅契約期間縛りがない(解約金0円) | ✅工事費用がかかる ✅月額料金が若干高い ✅乗り換えキャッシュがない | |
Locca | ✅卓上タイプで最安値の月額料金 ✅浄水能力が高い ✅床置きと卓上を選択可能 ✅乗り換えキャッシュバックがある | ✅他社と比べて搭載機能は少なめ ✅契約期間が5年間と長い ※解約金も最大50,000円と高額 | |
しずくりあ Skitto | ✅床置きタイプで最安値の月額料金 ✅再加熱機能が搭載 ✅乗り換えキャッシュバックがある | ✅卓上タイプを選べない ✅契約期間が5年間と長い ※解約金も最大33,000円と高額 | |
ハミングウォーター | ✅搭載機能が豊富かつ優秀 ✅浄水可能量が月間300Lと多い ✅色を5色から選択可能 ✅契約期間が2年間と短め | ✅卓上タイプを選べない ✅よくも悪くも平均的なスペック | |
putio | ✅契約期間が異なる4プランを選択可能 ✅搭載機能が豊富かつ優秀 ✅サーバーがちいさくておしゃれ | ✅あんしんサポート料が別途かかる ✅床置きタイプを選べない ✅カラーが1色のみ |
以上となります。
ここで紹介した7機種はあくまでも主要メーカーの抜粋で、他にも多くの浄水型ウォーターサーバーのメーカーは存在します。こちらの記事では、より多くの浄水型ウォーターサーバーのスペックや実施中のキャンペーンを紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。