宅配水型のウォーターサーバーは水ボトルの定期配送ノルマがあるので、水が余ってしまうことがあります。
届いた分の水の料金はかかりますし、ボトルの保管スペースも圧迫されるので困っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はウォーターサーバーの余った水の活用方法を紹介します。さらに、水が余ってしまう原因や余らせないためのコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ウォーターサーバーの余った水の活用方法5選
ウォーターサーバーの水が余ってしまうということは、飲用水としてだけの使用だけでは使いきれないということです。そのため、飲用水以外で活用することで使い切ることができます。
ここでは、余った水を無駄なく活用するための実践的な使い道を5つ紹介します。
お米を炊く・スープや煮物に使う
ウォーターサーバーの水は不純物が少ないので、味や香りにこだわりたい料理にぴったりです。
例えば、ウォーターサーバーの水を使ってお米を炊くと、一粒一粒がふっくらと美味しく炊き上がります。水の質がご飯の味を決定づけるので、普段よりワンランク上の美味しいご飯を楽しむことができるでしょう。
また、スープや煮物などの煮込む料理にもウォーターサーバーの水は適しています。煮込む際に不純物を含まないきれいな水を使うことで、素材本来の味を引き出すことができ、料理の味が一層深みを増します。
野菜や肉の旨味を最大限に引き出すためには、良質な水が欠かせません。余った水をこうした料理に使うことで、美味しい食事が楽しめます。
災害時の備蓄用として保存
ウォーターサーバーの水は、余った水をボトルのまま保管しておくことで、災害時の備蓄水としても活用できます。ウォーターサーバーのボトルは密閉性が高く、長期間保存しても水質が保たれるため、非常時でも安心です。
12Lのボトルを1~2本備蓄しておくだけでも十分な備蓄効果を期待できるので、割り切って余ったボトルをそのまま保管しておくのも有効な活用術と言えます。
ただし、ずっと保管しておくと水がどんどん古くなってしまうので、新しく配送された水ボトルと交換することが重要です。
手洗いや洗顔に使用する
ウォーターサーバーの水は塩素処理をしていないので、実は肌に優しい水です。そのため、水道水が肌に合わずに手洗いや洗顔に困っている方は、ウォーターサーバーの水を活用することをおすすめします。
ただ、少々贅沢な使用方法なので、他の活用方法を実施した上でも余るようであれば検討するといった形で問題ないでしょう。
アイロンのスチーム用水として使用する
アイロンのスチーム機能に使用するのも1つの活用方法です。ウォーターサーバーの水は、不純物が少なくミネラル成分も適度のため、アイロンのスチーム機能を長持ちさせる助けになります。
また、不純物が少ないということは、カルキ(塩素)や他の化学物質が取り除かれているということです。これによって、アイロンのスチーム機能を使っても蒸気がキレイで、衣類に不快な匂いを付けることなく、効果的にしわを伸ばすことができるでしょう。
観葉植物やガーデニングに使用する
ウォーターサーバーの水は、植物にも有効活用できます。水道水に比べてウォーターサーバーの水は不純物が少ないため、植物にも優しい水を与えることができ、成長にいい影響を与えられる可能性があります。
ただし、こちらの活用方法はこれまで紹介した活用方法を試してもまだ余っている方にしかおすすめしません。ウォーターサーバーの水は貴重な資源なので、消費期限が切れた水を植物に使うといった使い方が現実的です。
余った水ボトルの活用についての注意点
次に、余ったウォーターサーバーの水ボトルを活用する際の注意点を紹介します。
消費期限切れの水の扱い方
ウォーターサーバーの水には消費期限があります。消費期限が切れた場合、料理や備蓄水などの使用は必ず避けるようにしてください洗顔での使用も口に含まれる可能性があるので避けた方が賢明です。
一方で、消費期限が切れてもアイロンのスチーム用水や植物への水やりといった非飲用用途であれば使用しても問題ありません。ただし、あまりにも長期間放置した水の場合は捨てた方がいい場合もあるため、使用前に確認するようにしましょう。
使用しない方がいい用途例
当記事で5つの余った水ボトルの活用方法を紹介しましたが、それ以外でも余った水の活用方法はあります。しかし、中にはウォーターサーバーの水を活用しない方がいい場合もあります。
例えば、車のバッテリーに補充するのは避けた方がいいです。車のバッテリーに使用する水は「バッテリー用水」「蒸留水」といった完全に不純物が取り除かれた水です。ウォーターサーバーの水にはミネラル成分が含まれているため、バッテリー内部で不純物が反応してしまう可能性があり、バッテリーの性能に影響を与える可能性があります。
他にも飼育用の水槽での使用もやめておきましょう。ウォーターサーバーの水は人間の飲用水としてろ過されているため、魚に必要な特定のミネラル成分が不足している可能性があります。また、ウォーターサーバーの水にはカルキが除去されていることが多いですが、魚の種類によっては、カルキを含む水が必要な場合もあります。
これ以外でも化学薬品の希釈、給湯器や洗濯機での使用なども避けた方がいいと言われています。
ウォーターサーバーの水が余る原因は?
ここまで、ウォーターサーバーの水が余った場合の活用方法を紹介しましたが、そもそも水が余らないようにすることが一番の対処法です。
まずは、なぜ水が余ってしまうのかという主な原因について解説します。
定期配送の頻度と消費ペースのミスマッチ
ウォーターサーバーの水が余ってしまう方に最も多い原因が、定期配送の頻度と水の消費量が合わないことです。
宅配水型のウォーターサーバーの場合、定期配送で水のボトルが届くので、水の消費量が少ないと無限にボトルが貯まっていきます。
家族構成やライフスタイルの変化
家族構成やライフスタイルが変化すると、水の消費量も変わります。結果として、定期配送ペースと消費ペースが合わなくなり水が貯まってしまうというケースです。
例えば、子どもが独立することで水の消費量が減る、子供が増えて水を追加注文したが追加分を消費しきれないといった場合が考えられます。
季節による消費量の差
季節による水の消費量の差も、水が余ってしまう原因となります。
例えば、夏は暑くて水分補給が多くなりがちですが、冬は温かい飲み物や料理が増えるため、水の消費量が少なくなります。また、年によっては暑い日が多い、少ないといったこともあるので、水の消費量にバラつきができる要因となり得ます。
ウォーターサーバーの水を余らせないためのコツ
最後に、ウォーターサーバーの水を余らせないためのコツを紹介します。
定期配送の休止サービスを活用する
ウォーターサーバーの水を余らせないために最も有効な方法は、定期配送の休止サービス(配送スキップ)を活用することです。
配送スキップでは水ボトルの定期配送を一時的に休止できるので、その期間に余っている水ボトルを消費できます。そのため、理論上では水ボトルを必ず使い切ることが可能です。
しかし、配送スキップにはメーカー毎に条件が定められており、2ヵ月以上連続で配送スキップをすると手数料が発生するメーカーもあるので、自分の契約しているメーカーの仕組みを正しく理解しておきましょう。
定期配送スケジュールを見直す
定期配送スケジュールを見直すのも、水を余らせないに有効な方法です。基本的に、定期配送スケジュールは<2週間・3週間・4週間>毎のように選択できるメーカーが多いです。
もしも自分の契約が3週間毎の定期配送になっていて、水ボトルが余ってしまうのであれば、4週間毎の定期配送に変更するだけで適切な配送周期になる可能性があります。
既に最長の配送周期になっている場合は残念ですが、他の対処法を探す必要があります。
配送ノルマがないウォーターサーバーに乗り換える
そもそも配送ノルマがないウォーターサーバーに乗り換えるのも有効です。配送ノルマがなければ、自分のペースで水を注文するだけでいいので、そもそも水が余ることがありません。
ただし、配送ノルマがないウォーターサーバーがそもそも少ないため、選択肢が狭い点には注意が必要です。
また、今契約しているウォーターサーバーの契約期間が残っている場合は、違約金が発生する可能性があります。乗り換え先が違約金キャッシュバックを実施していれば問題ありませんが、実施していない場合は自費負担が必要となるので注意しましょう。
ちなみに、配送ノルマがないおすすめのウォーターサーバーは「アルピナウォーター」です。アルピナウォーターであれば、配送ノルマがない上に水ボトルの料金も最安値水準なのでおトクにウォーターサーバーを利用できます。
アルピナウォーターについてもっと詳しく知りたい
アルピナウォーターは公式サイトよりWEB完結で申込ができます。(24時間受付可)
浄水型ウォーターサーバーに乗り換える
定期配送という概念がない浄水型ウォーターサーバーに乗り換えるのもおすすめです。
浄水型ウォーターサーバーはサーバーレンタル代を定額で支払うだけで使用可能です。また、水道水をろ過する仕組みのため、そもそも水が余るという概念がありません。
しかも、月間にろ過できる水の量は100L~420Lのため、料理などで気軽に使用しても上限を越えることもないでしょう。
水の質にこだわれないというデメリットはあるものの、そもそもの月額コストも宅配水型よりも安いため、現在大流行しています。